「遺伝子も腸の言いなり」を読んで
仕事柄どうしても免疫の勉強は必要で、最終的には腸をどう整えるかという話になる。特に藤田紘一郎先生の著書はよく読ませて頂き、ご自分のお腹に寄生虫を飼う事で有名である。先日も講演を聞いて益々腸の大切さを再認識した。 近著、「遺伝子も腸の言いなり」の内容は今まで疑問として解けなかった問題に対して、明確にお答えを頂いた。親の病気を引き継ぐとどうしても我々は、「遺伝ですね。」と言ってしまう。聞いた患者さんも中々反論出来ないから黙ってしまう。しかし才能、寿命、健康は遺伝子で決まるのはたった5%で殆どは腸が決めるという。結局環境によって人間の身体はいくらでも変化するというものだ。それには食生活はもちろん思想まで影響するという。目から鱗の一冊である。健康に興味ある方は是非お読み頂きたい。