心を鎮める治療
未曾有の震災で不安は増すばかり。もっと大きな地震が来るかもしれない、放射線は大丈夫かしら。電気・ガスや水道が止まるかもしれない・・・。不安の種は尽きません。震災以来皆さんの身体が変化しています。ではどんな変化をしているのでしょうか。
★手足がこる
これはストレスの反応です。身体はストレスを感じると自律神経の働きで心臓の血管を収縮させ、末端に十分血液を送らなくなります。肘下や膝下は特に反応が出やすく手足がこるといった症状が出ます。
★胃腸の具合が悪い
まず胃はストレスに弱いことはご存知だと思います。胃の働きが落ちている時にろくに消化されないものが腸にいくと腸は嫌がります。胃の影響が腸にまで及んでしまいます。東洋医学では「腹診」と言ってお腹を診て病状を把握する技術があります。治療法はお腹に灸をすえます。腸の治療は乳酸菌(ビオフェルミン)を飲むことが大切です。お腹全体を緩めるために「按腹あんぷく」と言ってお腹のマッサージをします。
★背中や腰が重い
東洋医学では「内臓体壁反射」と言って内臓に悪いところがあると、体表に反応が出るといった考え方があります。心臓は左の肩甲骨の下、胃の反応は左の背中、膵臓は左の腰の上、胆嚢は右の背中の下、腸は左の腰に反応が出ます。
★眠れない
津波などの映像をこれだけ見せられると、首や肩がこって眠れなくなります。首は重い頭を支えたり、噛み合わせや、眼の疲れ、頭の血流などにも影響を与える大切なところです。首のゆがみを治すことにより、気持ちまで落ち着いてきます。
★風邪を引く
胃腸の働きが悪くなって、首がゆがむと感染しやすくなって、風邪を引きます。こういう時は人混みやお見舞い、葬式などは最低限にしておいた方がいいです。感染しやすいと結膜炎や鼻炎、口内炎、皮膚炎なども起こりやすくなってしまいます。一旦ひくとなかなか治りません。治療は乳酸菌を使います。
★イライラする
これは頭皮のこり、首のゆがみ、心臓の反応です。頭というのはよくこるところです。筋肉は薄い膜のようなものしかありませんが、精神的緊張でよく硬くなります。心臓の反応は左の肩甲骨の下に出ます。イヤだなぁと思っただけで敏感に反応します。
当院では一つ一つの症状に対して、対応策を立てて指導・治療しています。ご相談下さい。