内圧について
身体から外に出るものは全て快感を伴います。
汗、眼に入った異物が取れたとき、鼻をかむ、涙、奥歯に物が挟まった時、喉に詰まった物、咳、痰、膿、尿、便、母乳、精液・・・。
この理由の一つは内圧が下がるからです。
脚が浮腫んだが汗や尿が出て楽になった。
赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれた。
ようやくトイレに入れた。
膿んでいたが膿が出た。
この内圧の考え方は大事で、食べ過ぎて胃が苦しいとき吐けば楽になります。
お腹が張って苦しいときは、お通じがあれば楽になります。
内臓も許容量があって、その範囲の中なら何にも言いませんが、範囲を超えるとその臓器のみならず、周辺にも影響が出ます。
お腹が張りすぎて、横隔膜を押し上げ心臓や呼吸が辛くなる。
喉が詰まり心臓が苦しい。(食道のすぐ前は心臓です。)
子宮筋腫が大きくなりすぎて、膀胱を押す。(子宮のすぐ前は膀胱です。)
結局、臓器も内圧を上げないで欲しいのです。
食事だけ腹八分ではなく、全臓器八分と言いたいです。
本来、臓器にはかなりの余裕があり、肺や腎臓はそこそこの年になれば半分で大丈夫、肝臓などは1/5でも生きられる。
それだけ余裕のある臓器を病気なら仕方ありませんが、無理をして人間が壊してしまうのはどうかなぁと思ってしまいます。
たまには内圧を下げることに、気持ちを向けて頂けると身体と心とは喜びます。