最強の健康法

長い治療経験の中、今までの肩こりが嘘のように良くなってしまうことがある。
何かいいことをしたに違いないと思って聞くが、特別にはしていないという。
こういう場合は心のスイッチが大きく影響している。
以前、病院勤務の時に交通事故の後遺症で通っていた床屋さんが、治療しても中々良くならず、こちらも困っていたが800万円(当時としては高額)で示談が成立した途端、首の痛みがなくなってしまった。
漫画みたいな話だが事実である。
夫婦間でゴタゴタしている場合でも、何かのきっかけで相手の真意が分かり、身体が変わってしまうことは多い。
身体にはスイッチがあり、心が変わることによって身体まで変わってしまう。
ある時私のスイッチは何かと色々と実験していたら、泣くことだと分かった。
感動のドラマや動物がいじめられるシーンなどには弱い。
うるうるときてしまう。
思いっきり泣いたあとの爽快感がスイッチだと気がついた。
それ以来、泣くことが趣味になってしまった。
何か泣けるものはないか、テレビでもビデオでも本でも何でも・・・。
泣くことでスイッチが変わることを感じながら、これは最強の健康法だと気がついた。
自分の心と身体を切り替えられるスイッチを見つける。
日頃から自分の身体に対してセンサーを働かせていないと出来ないことだが、自分のスイッチを切り替えられず悩んでいる方は多い。
年の初めに1年かけても2年かけてもいいから、スイッチ探しをお勧めしたい。