視点の違い
最近がんで手術をしたとか、これからするとかいう方が多い。
患者さんの関心は手術だろうが、我々からしてみると少し視点が違う。
まずは早期発見して頂けたのなら、見つけてくれた医者に感謝である。
次に手術は特別に問題がなければ順調に進むだろうから、無事を祈るしかない。
我々が気にするのはそこからである。
体質や遺伝もあるだろうが、今までの生活習慣で患った部分は大きいだろうから、手術のあとそれをどうやって改善するかが最大の問題である。
がんになりにくい体質作りと考え方、新しい習慣などである。
特にその中でも食生活は大きい。
乳がん、子宮・卵巣がん、前立腺がんなど生殖器のがんは乳製品の摂取を控えるべきである。
出来ればBi-Digital O-Ring Testを使って、フードチェックをして患ったがんが喜ばない食べ物を摂取するといい。
これは生活の大転換である。
実はここが一番大事でなってしまったがんは治療するしかない。
手術の前はなかなかそこに目がいかないだろうが、手術が終わるとすべてが終わったと勘違いして生活を変えない方がいる。
私の師匠はよく言っている。
「今までの習慣でそうなったのだから、生活をがらっとスローライフにしなさい。モーレツな生き方はがんが大喜びである。」
手術の後の生き方が一番大事である。