今病気で悩むと将来が楽
五十肩の治療で若い方が通っている。
今まで病気をしたことがないので、長引く治療(本来、五十肩の治療は時間がかかる人が多い)にイライラしている。
しかし我々から見ると、若いうちに何か病気をして、病院や治療慣れしていると将来楽をする事が出来る。
というのも若い方だと普段、あまり身体の話が話題にならない。
年をとると身体や孫、お墓の話ばかりだが、若ければ身体のことを考えなくても生きられるからだ。
病院で点滴を受けたり、注射をしたり、我々の所で鍼やマッサージ、痩せろとか、運動しろとか色々言われて知識が増える。
何となくこんな症状の時に、こうすればいいのかなぁと感が働くようにもなる。
自分の病気で足りない方は、人の病気にまでアドバイスするようになる。
結局若い頃の病気の体験で、その後予防したり、身体に意識が向くようになったりして、痛みから逃れられる。
だから今治療していて長引いたとしても将来それが活かせるのである。
それを感じながら治療を受けることはむずかしいかもしれないが、結果的に将来楽ができる。
殆どの方は今の治療が将来にどういう影響を与えるか考えていないから、この治療は痛いとか、苦しいだけで終わってしまう。
将来を見据えて治療していけば、パラ色になるのである。