幸福の究極「サザエさん」

私が子供の頃からサザエさんは有名だが、波平さんが54才とあるとき聞いてびっくりした。昔の54才はあんなに年寄りだったのか・・・。そういえば還暦のイメージは赤い服を着た本当におじいさんだった。それはさておき、ある方から、「家内の実家に移り住もうと思っているんだけどどう思いますか?」と聞かれた。「それは最高だね。色々と仕事とか姑問題とか、乗り越えなければならない問題はあるだろうが、それが1番良い。」という話をした。理由は簡単で、サザエさんが日本では一番幸せの究極だからである。嫁の両親と暮らせば、子供はかわいがってくれるし、嫁は苦労はないし、婿は大事にされる。全てハッピーエンドである。長谷川町子先生もそれをわかっていて、サザエさんを描いたのである。これば婿の実家となると、必ず嫁姑問題が起こる。仕事でも何組かサザエさん一家が来ているが、どの家庭も問題が起こっていない。母親と娘では喧嘩をしてもたかがしれている。孫だって嫁の両親にとって娘の子供だから、無条件に可愛い。嫁姑問題があれば、嫁の子供は可愛くないという問題も起こりかねない。どの角度から見てもサザエさん以上の幸福の形はないと思っている。