繊細で鈍感が大事

定例で治療を受けている方は多い。特に何処か痛くなくても定期的に治療をしていると、身体が段々敏感になってくる。今までなら感じなかった症状など感じるようになる。ある意味敏感になったので良いことなのだが、時々感じすぎて悩みになることがある。良く服に例えるのだが、今までの服は殆ど黒で多少汚れても目立たないが、治療をしていくうちに段々白くなる。服が純白になればなるだけ少しの汚れが目立つ。そして気になる。だから身体が良くなって症状が気になるということが起こる。こんな時はある程度の鈍感力が必要である。昔ある社長から、「社長は切れ者はダメ。鈍感に見せておいて、実際は繊細でないと仕事にならない。繊細さだけ表に出たら、人はついてこない。そこが難しい。」確かにその通りである。身体は繊細でないと病気を見逃すが、ある程度の鈍感力がないと生きづらい。中々難しい問題である。