五十肩の敵を取る

五十肩の方が何でこんなに辛い思いをしなくてはならないかと、時々こぼす。我々から見ると、この五十肩をきっかけにして身体のことを学び、将来にわたり健康オタクになり元気に暮らせればいいと思うが、どうしても治療中は辛い治療にしか目がいかない。五十肩で30分治療中、我々は色々な話をする。(当院の当たり前)門前の小僧である。そして通えば通うほど、自分は元気になったとは思わないが、回りの方が具合が悪くなるのを見て、自分は良い状態を保てたとやがて感じる。中々身体のことは病院では教えない。どうやって元気に過ごすかは自分から学ばないと情報は入らない。結局、学ぶ場がないのである。五十肩はある程度の回数で良くなるが、その後も時々具合が悪くなくても来ていれば、生涯にわたり元気に暮らす秘訣を話している。それを身につけて結果が出たときに、五十肩の敵を取ったと言えるのではないだろうか。勝負とはそういうものである。負けているように見えても、最後はいい結果を出す。全て結果が勝負である。