胃を治しすぎて困った話
以前、腰痛の原因が胃にあることがわかり、胃の治療ばかりしていたらすっかり腰は治ってしまった方がいる。しかし最近は胃の調子が良すぎて食欲が止まらず困っている。以前は胃と腸で胃の方が弱いからさほど量も食べられなかったが、胃が元気になると腸の器を越えてしまい、体重は増え続け腸が悲鳴を上げている。これには困ってしまった。治す方法は炭水化物を極力控え、野菜と蛋白質を増やし、よく噛むことである。アルコールも程々にして戴きたい。アルコールを飲むと刺激物が欲しくなったり、食欲が出る方がいる。減量する場合は減酒が良い。年齢が20台30台であれば多少の食べ過ぎはいいが、40代を越えたら少し腹八分が良い。長年治療をしているとこの臓器の強さに悩むことがある。以前、胃が悪くてお酒が飲めなかった方の胃の治療がうまくいき、大分お酒が飲めるようになった。しかし今度は肝機能に問題が出てきてしまったため、お酒を減らさざるをえなくなってしまった。骨格の内臓もバランス良く強いのが良い。何処か弱いところがあるとその低いレベルでの生活なってしまう。しかしその弱いところを治すと他に負担がかかってしまう。何事も中庸が大事である。