ご褒美なしは身体に出る
以前、阪神淡路大震災の後に工事関係の方が今までにないぐらい忙しくなり、半年後の海外でのバカンスを夢見て仕事をしていた。「あと2ヶ月頑張れば南の島に行ける。」しかしある都合で海外旅行に行けなくなり、その落胆の気持ちは分かるが、身体が反応していた。今までにないぐらい筋肉が無反応である。まるで死んでいるようである。こんなになってしまうのかと驚いた記憶がある。今日、また同じような方を診た。海外にいる孫に会う予定をしていたら、都合で行けなくなってしまった。おじいちゃんとしては仕方がないので別にどうも思っていないと言っていたが、身体の反応が違う。心臓の反応つまりヤダモン君が大きく出ている。本当に行きたくてうずうずしていて、突然駄目になってしまったので、かなりのショックである。馬人参ではないが、人参が食べられると思って一生懸命走った後で、人参はなしよと言われるようなものである。人はご褒美で頑張れるが、突然それがなくなるとまるで2階にあがってハシゴをはずされたようなものである。期待はずれは身体に悪い。身体にちゃんと出る事を知っていて欲しい。