毛髪について
以前から円形脱毛症の治療はしていた。単発型で1つや2つは何とかなるが、多発型となると決定打に欠く。酷い方は一晩で全頭脱毛や白髪になるケースがある。遺伝子の仕業だろうが、これは治療が難しい。円形脱毛症なら患部の麻痺に鍼刺激、熱刺激でうまくいくが、全頭脱毛などは頭の血行をよくしても中々効果が出るのに時間がかかる。毛髪は治療が難しく、このことだけ研究して一生が終わってしまうほどである。よく宣伝でリーブ21とかやっているが、どれだけ研究しているかわからない。とても我々が身体の治療と同じようにやって結果が出せるほどあまくない。女性も中年になると毛髪で悩み、色々といいシャンプーを探しているという話を聞くが、以前読んだ本(「なるだけ医者に頼らず生きるために私が実践している100の習慣」)で五木寛之先生が東南アジアの方は頭をそんなに洗わない。その方達に禿が少ない。だから私も洗わない。年に2回洗う。そうしたら編集者の人に言われて季節に1回、そして今は2ヶ月に1度洗うような話を書かれていた。確かに先生は髪の毛がふさふさである。我々から見ると化粧品やシャンプーは色々と入れれば入れるだけおかしくなる。私などはいまだに石鹸である。頭も顔も身体も牛乳石鹸だけである。しかし世の女性はシャンプーと顔の洗顔と身体の石鹸を変えるという。私から見たら何処も1枚の同じ皮膚である。毛染めなども相談を受ける。勧めているのはヘナだが、染料で良いものは今まで見たことがない。身体の雑菌、常在菌を悪者にしているが、この菌がなければ人は生きていけない。清潔志向は結構だが、年を取ったら程々である。そういえばテレビでタモリさんが、「風呂に入って石鹸は使わない。お湯で流すだけ。」と言っていたが、これは理にかなっていると思う。高いシャンプーを使っているという満足感はあるのだろうが、結果に関しては検証していない方ばかりではないだろうか。