生きた乳酸菌でなければならないか?
一時期より、「乳酸菌は生きたまま腸に届かなければ意味がない。当社の乳酸菌は生きたまま届くのでよく効きます。」という宣伝は減ったが、まだ信じている方は多いのではないかと思う。何となく気持ちは分かるが、実際はカプセルなどで飲んでも胃酸でやられてしまい、生きたまま腸に届くことはない。ではどうするか。死菌でも大量投与によって効果をあげる事がわかっていて、それをBRM効果と言う。私も長い間、Bi-Digital O-Ring Testを使い患者さんを診て、大分ORT-乳酸菌を飲まれる方が増えてきているので、「乳酸菌は死菌でも大丈夫。但し1回に4兆個以上必要。ORT-乳酸菌は1錠が1兆個、最低4錠以上飲んでください。菌の種類は腫瘍に一番強いエンテロコッカス・フェカリス菌を使っています。前がん状態の方はもっと必要ですし、がんの方はさらに必要です。」と説明している。この乳酸菌、もう20年近くしゃべっているが、最近は腸内フローラなどで途端にはやりだし、企業も乳酸菌戦争状態である。腸内細菌の事を昔から言っている人間にしてみると今更という感がある。Bi-Digital O-Ring Testを使い、全身の免疫の状態を測る方法があるが、難病の人は例外なく免疫状態が低い。病気に対して闘う力がない。やられっぱなしである。そんな時乳酸菌が第1選択で、後は状況に応じて工夫をする。色々に治療を組み合わせて良くなると、「ここまでしなければ私の症状は治らなかったんでする。今までなぜ治らないかが良くわかった。」と言われる。治るには理由があるし、治らないにも明確な理由がある。常に原因と結果が正しい。