高血圧・糖尿病・腎臓病と生き方
以前、安保徹先生から教えて戴いた事で書いたが、過酷な生き方で病気になる。高血圧や糖尿病があり、血管を痛め続けると腎臓を痛めやすい。理由は心臓からの血液は大きな圧力で直接腎臓に行くので、腎臓の細い血管に負担がかかるからである。そんな持病を持った方が、仕事で責任感が強く真面目だと常に交感神経優位になり、益々病気を促進してしまう。安保先生も、「突然なる腎臓病は過酷な生き方が原因。」と教えて下さったが、腎臓をここ数年壊した方の話しを聞くと、必ず明確な原因がある。「定年間際できつい仕事をやり遂げなければならなかった。」「あるプロジェクトで責任者になり、話がこじれ、夜眠れなかった。」病気の発症と過酷な生き方が必ずリンクしている。特に腎臓病に関しては医学が発達すればするほど、透析患者が増えるという不思議な現象が起きている。生き方を変えないで薬だけで対応しようとすると、ただ出される薬が増えるだけで、何も解決しない。昔は人生50年で、透析をしてもある程度の年になると寿命になっていた。しかし今は定年後、30年近くあるので腎機能の悪い方は早く透析に移行して安定させたいと思う気持ちは分かる。そういう場合まず、仕事を減らし、乳酸菌などで腸を元気に、EAT(Bスポット療法)で粘膜を治療して、100日程度様子を見て、血圧と血糖値が下がり、腎機能が上がれば生き方の問題だと証明したようなものである。リラックスしても腎機能が戻らなければ、それは透析になる。症状をただ抑える薬が増えるだけの治療には抵抗がある。