船釣りと体調管理

趣味で釣りをする方は多い。船を出して遠くまで行き、10時間も竿を垂らしているというから身体への負担は大きい。まず日焼け対策、こりは何重にもUVクリームを塗らないと火傷を起こしてしまうと言う。確かに船の上では直射日光がすごいだろう。次にルアーを何十mも落として、それを上げるという。それを何回もやる。ただ待っていれば良いというものではなさそうである。これは腕や足に負担がかかる。趣味とは言え、身体には悪い。そんな時どうやれば一番早く回復しますかと聞かれたので、次のことを話した。

  1. まず日焼けでほてった身体を冷やすのに、水温が35-37℃ぐらいの風呂に20-30分入る。温水プールの温度が30℃である。体温と同じぐらいの風呂はぬるく感じる。ゆっくり入ると神経の興奮が鎮静する。
  2. 次に絶食を勧める。筋肉痛を治すために栄養が必要だから食べるという方がいるが、間違っている。胃腸に血が行ったら筋肉疲労に使えない。胃腸を休ませ、筋肉だけに血が行くようにするといい。どうしても何かしたければクエン酸(梅干し)がいい。

大きな魚が釣れると疲れは感じないらしいが、釣れないと疲れを倍感じるという。そういうばゴルフのやる方も同じようなことを言っていた。「勝ったときは疲れに感じない。」趣味とは言え、どうも身体の疲れは肉体疲労だけではなさそうである。