一代で終わらないがん治療
Bi-Digital O-Ring Testを20年もやっていると鍼灸院なのに、がんの患者さんが来る。
発病前に見つけたり、手術後の症状を緩和したり、食事指導をしたり、末期の方だとお話を伺ったりと病院の治療が画一的でどうも不満を持っている方が多い。
長年やっていると何人も見送ることになるが、その後残された家族の方がよく通っている。
「肺がんだったお父さんもう七回忌?早いね。」
「子宮がんだったおばあちゃん、もうあれから10年?」
こんな会話はよくしている。
仕事柄どうしても残された家族の方々のがんが気になってしまう。
「あなたのお父さんは65才で大腸がんになったから50才過ぎたら検査はちゃんと受けてね。」
「あなたのお母さんは閉経後すぐに卵巣がんやったから、40才ぐらいから毎年2ヶ所の医者で診てもらってね。」
がんが完全に遺伝するわけではないが、生活、特に食事の影響を受けやすいので、親ががんをやっている方は子供達もがんになるのではないかという眼で見てしまう。
そういう方には早い時期からや食事療法や乳酸菌摂取などを指導している。
先日も40代で乳がんをやった方に下記のような話をした。
「あなたが乳がんをやってしまったのは仕方がないが、今食生活を変えないとその影響が娘にいく。がんの最大の問題は食生活だから、将来娘の乳がんを見なくて済むようにちゃんと食生活を正しなさい。」
最近は愛犬のがんの治療もしている。
乳酸菌を合わせる程度だが、愛犬のがん治療のおかげで家族も少しずつ食生活を見直し始め、勉強するきっかけになっている。
家族に一人がんの方がいると子供や孫にまでその影響は大きい。
祖父母や両親のがんに向き合い、その体験のおかげで子孫が救われたとなれば先祖も喜べる。
がんの治療は一代で終わらない。