座面の高さについて
酷い坐骨神経痛の方が最近気温が低いので、いつもより腰が痛く、椅子が気になると言って来た。
「自宅のリビングは腰が埋もれるからいや。食卓は丁度良い。娘の家も食卓はいいが、ソファに座るとすぐに腰が痛くなる。電車は京急線がいつ坐っても楽。辛いときは嫌な椅子に座るとすぐに分かる。」
この京急線が気になって、座面の高さを聞いてもらった。京急はこういう質問をされたことがなかったみたいだったので、折り返し連絡を頂き、「電車の種類によって多少違いますが、おおよそ42cm。」との回答を頂いた。気になって他の電車を調べてみると大体38-43cmの間。飛行機は48cmぐらいの所はあるが、人が快適に座る高さが分かった。治療院の待合の座面も気になって測ったら43cm、クッションがつぶされると41cm。仕事柄、坐ったあとで立てない椅子は使えない。少しほっとした。この患者さんには今自宅にある椅子を見直し、高ければ足を切らねばならないが、低いのは下駄を履かせれば快適に過ごせるという話をした。今回調べてもらってわかったことは「座面サイズの研究」という研究分野があるという事だ。