転んで胸を打ったら過食に注意
年配の方が転んで左胸を打撲した。症状は咳き込むと痛い。典型的な神経痛様の症状である。症状が神経痛と同じだから、冷やしてはいけないことはわかると思うが、痛めたところが丁度心臓の反応点と重なる。病院に行って心電図を取るときに、左胸の第4肋間から始まって脇にいくにしたがって第5第6と、くっつくカップ(サクションカップ)をつける。だから打撲なのに心臓に悪影響が出る事がある。そのことを患者さんに伝え、尚かつ過食に注意と言った。「え、過食ですか?」と聞かれたので、食べ過ぎて横隔膜が上に上がるとこういう痛みは出やすいことを説明した。腹圧を下げていた方が痛まない。打撲の痛みと過食は結びつかないだろうが密接である。