大人の言うことを100%信じない方がいい

中学生で運動部の子が部活で身体を痛めた。トレーニングの中身を聞くと、そんな事をやったら体を壊すのは当然という内容だった。本人は指導者に対して忠実なので、文句を言えない。ただ身体が酷くなっていくだけである。母親としてはどうしていいか分からない。今部活で「二合飯を何が何でも食べさせて身体を作る。」というのをやっているらしい。多少の体調不良があってもその後身体が強くなれば良いが、下痢ばかりで体調が回復しない子もいると思う。こんな時どうしても少し言いたくなる。

「君達は先生の言うことが100%だろうが、大人は常に正してとは限らない。自分で体験しておかしいと持った感覚や疑問を消さないこと。先生がこう言っているからいいやではなく、おかしいことはおかしいと思い続けなさい。やがて社会に出た時にその感覚が役に立つから。そしてそれが社会に出て新たな道を切り開く原動力なる。」

年のせいか段々説教ぽくなってきたが、この感覚は大事だと思う。私自身、この世界に身を置いて、どれだけ世間一般で言われていることが間違っているかを常に感じてきた。今までの常識では対応出来ないことばかりである。そして新しいものを取り入れると必ず反発がある。それが定着すると先験の眼があったなどと言われる。大人の言うことを100%信じない方がいい。そんな話をしたら母親にしたら、ニャッとしていた。