減量と副鼻腔炎
減量中の常連さんが、腸炎に続き、副鼻腔炎をやったという。副鼻腔炎は昔で言う蓄膿症だが、これがあると咳が治らない。ひどい咳ではないが、少し喉を鳴らす程度の状況が続く。話を聞いたら「左副鼻腔炎」だと言う。鼻には鼻中隔と言って真ん中で左右を隔てているものがある。そのが偏っているのか、過去に中耳炎などをやったのか顎関節が悪いのか、歯茎に問題があるのかは調べてもらわないとわからないが、結構一側性というのはある。副鼻腔炎の場合、我々はまず食事の指導、腸の調整、歯ブラシ、鼻洗浄などを指導する。特に歯ブラシに関しては最近、クラミジア・ニューモニエの感染が多いいので、歯ブラシの交換や殺菌などが大事である。減量中の方は少し体重が落ち始めると身体が変わってくる。腸炎などもそうだが、今まで出ていなかった症状が出てくる。本人はただ体重が落ちるだけと思っているだろうが、膿吐き出しみたいに今まで反応しなかった症状が溶け始める。身体の中にどれだけの問題があるかはやってみないとわからないが、この膿を吐き出すまで戦いは続く。出し切って初めて自分にはこんなに多くの問題があったのかと気がつく。その頃には理想体重になっている。