体温と免疫
最近はがんの患者さんが多い。
身体を診ていていつも感じることは低体温である。
抗がん剤などやってしまうともっと下がる。
特に手を触ったときの独特のヒヤッとした感じは忘れられない。
よく体温の話が出るががん細胞が分裂しやすい温度は35℃である。
昔は低体温の子供は殆どいなかったが、最近は多い。
子供は風の子と言うが、冬でも半袖短パンでお祭りには男だけ寒中水泳や裸祭をやる。
これはすべて精子の細胞分裂を促進するためである。
身体を冷やすことで精子の細胞分裂が盛んになり、いい子種が出来ることを昔の人は知っていた。
がんも同じで冷やすと分裂する。
だからがんは熱に弱く、温熱治療が効果を上げる。
出来れば37.5℃位あると、抗菌、抗ウィルス作用が強くなり分裂が起こりにくい。
時々お風呂を冬でもシャワーで済ませている方の話しを聞くが、出来れば腰湯ぐらいでおでこから発汗するぐらい温めて頂きたい。
暖房器具が発達して快適な生活は結構なことだが、身体を使わず代謝が落ち、低体温を招いているとしたら、自分からがんに向かっているようなものである。
仕事でも家事でも夕方には、「今日も一汗かいたなぁ。」位で健康は保てる。