歯周病と心臓病
我々業界に長くいると、歯周病と心臓病の関係は当たり前になってしまっている。抜歯した後で感染を起こし、心臓を悪くする。歯周病菌は多種多様なのでちょっとしたことで肺や血管、心臓に悪いことをする。最近は介護施設や入院中も昔では考えられないくらいに口腔ケアが凄い。棒の先にスポンジがついたもので食べれば口の中をゴシゴシやっている。とても良いことである。今日来た患者さんに突然、「知り合いで突然心臓が悪くなった方が原因がわからず調べたら、歯を抜いたことが原因と言われてびっくりしてしまった。」と言われ、「そうなんです。よくあるんです。だから抜歯後、胸がおかしくなったらすぐ調べて処置をしなくてはなりません。まだまだ世間には浸透していないかもしれませんが、とても大事です。」と言ったら、「知らなかった。歯は大事なんですね。歯と心臓は普通は繋がりませんものね。」と言っていた。以前、一つ病気をしたら他にも何かあると疑えでも書いたが、何処がおかしくなるとどうなるかというのを知らないと対応が出来ない。一つの身体、意外な関係を持っているものである。