乳酸菌の菌数について
乳酸菌が最近話題となり、テレビでも雑誌でも宣伝に余念がない。Bi-Digital O-Ring Testを勉強しているとどうしてもがんの患者さんが多く、基本治療は乳酸菌療法である。しかし患者さんによっては、「私はヨーグルトとヤクルトをやっているから乳酸菌は問題なし。」と言う方がいるが、少し正確にお話をしたい。昔は乳酸菌は活きたまま腸に届かなくては効果がないといわれだ時代があったが、その後研究で死菌でも効果がある事がわかった。それをBRM(生体応答調節物質)という。活きた菌だと大量に摂取しなくてはならないのに、死菌だと製造するのが楽で大量にBi-Digital O-Ring Test専用の乳酸菌1錠の中に入れられるという。10数年前は1錠の中に8000億個が入っていると言われていたが、今は改良して1.5兆個入っているという。BRM効果を出すために4兆個ぐらいが必要と言われているので、1回に4錠飲めば良い事になる。病気があれば当然錠数は増える。よく患者さんがヨーグルトで代用できないかと言うが、気になって「R1」のことを明治に聞いたら、「1カップの中に乳酸菌は10億個入れてあります。」と言う。またビオフェルミンも気になったのでビオフェルミン製薬に聞いたら、「ビフィズス菌末、フェーカリス菌末、アシドフィルス菌末を均等に1錠に1億個入れてある。」と言う。Bi-Digital O-Ring Test乳酸菌とは桁が違う。何となくヨーグルトでもビオフェルミンでもあまり変わらないという感覚を患者さんは持っているが、実際調べると数の違いは歴然である。がんの治療に乳酸菌が有効というのは言われているが菌数のことも検証しないといい結果は出せない。