体力作りと腰痛
柔道部の学生が監督から、「いっぱい食べて少し階級を上げろ。」と言われ食べ過ぎて腰痛を起こしている。調べてみるとこの腰痛の原因は食べすぎによる胃酸過多で、スタマックラインに反応が出ている。体力的に胃腸がめちゃくちゃ強く、食べ過ぎても何ともない生徒ならいいが、かなりの生徒は食べすぎで腰痛がでていると思う。この学生は以前、腰椎分離症をやっていたのですぐに出てしまったのだろうと思う。学生時代は監督に何か言われればそれは絶対命令という気持ちは分かるが、体を壊してまでやることではないと思う。監督は身体のことを知らないから根性論でやるかもしれないが、我々から見ると身体には適性がある。最低限、胃酸過多で腰痛を起こさないことは大事である。こういう学生を診る度毎に能力のある生徒が、身体のルールを無視して選手生命を絶たれたのだと思う。もちろん学生時代の運動だけが人生ではないからその後、社会の出て成功すれば良いが、こういう学生を診る度に監督にも身体を勉強して欲しいと思ってしまう。全員が体重を増やし階級を上げればいいと言うことは決してない。