鎮痛剤を1回に6錠日に3回、飲んでも治まらない頭痛とぎっくり腰
久々に凄い人が来た。主訴はぎっくり腰なのだが、身体を触りながらあまりに強い身体なので、「他にも何か具合の悪い所があるでしょう?」と聞いたら、「頭痛が長い。昔は2錠市販のを飲んで良くなったが、最近は錠数が増え6錠一辺に飲まないと駄目。それも日に3回。市販の鎮痛剤がすぐなくなる。」「噛み合わせか鼻炎は?」「両方ある。噛み合わせは酷く歯が割れる。歯医者に『病巣感染の治療をしなくてはならない。』と言われているが忙しくて歯医者に行けていない。鼻炎も副鼻腔炎は慢性。」「それは歯を完治させないと頭痛は治りません。歯と頭痛は同じ側でしょう?」「歯も頭痛も左側です。」「そうでしょうね。この大量の鎮痛剤どれくらい続けているのですか?普通の方はこんなに飲んだら胃がおかしくなって持ちませんよ。おそらくこんな事が出来る方は数%ぐらいしかいません。」「5年は続けています。段々錠数が増えてしまって・・・。時々胃がおかしいので、そう言うときは食事をしないで、休ませてまた鎮痛剤を飲みます。」「身体に出ている反応は『胃炎』です。スタマックラインと言って左脚に出るのですが、それをほったらかしにすると右脚もおかしくなります。もうおかしくなっています。左を支えすぎた結果です。ではお腹を診ます。これが胃です。」「痛て、、、こんなにきついのですね。」「慢性ですから。このままにほおっておくと寿命にかかわります。良い機会ですから歯を完治させ、鼻を治し、減量すれば、『今までのこの鎮痛剤と頭痛は何だったのか。』となります。是非本格的に取り組んで下さい。」と伝えた。おそらくこのレベルの方は世の中に沢山いるのだろうと想像した。