災害対策について

今回の台風19号が昭和33年に首都圏に大きな被害をもたらした狩野川台風にも匹敵するという。子供の頃に大きな台風が来ると枕元に各自のリュックを両親が準備してくれて、すぐに逃げられるようにしていた記憶があるが、子供にとっては何となくワクワクした夜だったことを覚えている。平成の時代から日本は災害のレベルが上がってきた。最近気象庁は、「行政が守れないから、自分の命は自分で守って下さい。」と言いだし、テレビでも盛んに、「命を守る行動を取って下さい。」と言っている。災害対策で少し気になることがあるので書いてみたい。

  1. 電源確保-先日の千葉のようにある程度長期にわたり停電が続くときは、大型のバッテリーが必要になってくる。6-7万円出すとドライヤーまでは使えないがかなりの家電が使えるものが売っている。ソーラーでも充電できるので使い勝手がいい。よくお祭りの屋台の発電機があるが、あれはガソリンで動く。中にはLPガス小型ボンベで動くものまででている。
  2. 冷蔵庫-停電で一番困るのは冷蔵庫である。大きいクーラーボックスを準備すればいいのかもしれないが、氷が溶ければ食品の保存に向かない。色々と調べていたらカセットボンベで冷やせる冷蔵庫がある。探せばあるものである。
  3. 保存食-昔はカンパンばかりだったが、最近は水を入れるだけで美味しく食べられるアルファ米がある。お湯で15分、水で60分で食べられるという。災害を経験した方のブログを読んでいたら、「おにぎりやパンは届く。野菜がなくて困った。」と書いてあった。確かに野菜は保存がきかない。調べたらいくつかあった。あとは見ていてなるほどと思ったのは「コーンスープ」「羊羹」である。これなら満足度も高いし気持ちも落ち着く。
  4. 土嚢-河川が氾濫するとよく土嚢を積んでいる。一般家庭でも床下浸水しただけでも大変である。ホームセンターに見に行ったら、1つの土嚢袋と砂で20kgある。持って帰れない。色々見ていたら吸水ポリマーで水を含むと土嚢になるものがあった。これなら楽である。
  5. 扇風機とガスボンベストーブ-夏ならエアコンが使えないから扇風機が必要になるが中々乾電池式の扇風機が少ない。冬なら基本は着ればいいが、すべてのお宅に石油ストーブがあるわけではない。そんな時はカセットボンベのストーブがある。
  6. ビニール袋-これも災害体験者が、「トイレでも食べ物の処理でも何かを小分けするときでもビニールが不足した。」と言っていた。