筋肉の質と関節

今日紹介できた腰痛の方は、瞬発力があり抜群に筋肉の質が良い。おそらく100人中、1-2番である。ただし、筋肉の強さと比べて関節が弱い。こういう場合何が起こるかというと、思いっきり筋肉を使うと関節を壊す。学生時代何をやっていたが聞いたら、「サッカーと剣道」と言う。剣道では関節は痛めないだろうから、サッカーでは痛めたのではないかと聞いたら、「右半月板と両足首の靱帯をやってしまった。」と言う。やはりと思いながら、左右差が歴然とあり身体のメンテをせずこんな生活を続けると、必ず首のゆがみが出て顎関節を痛める。顎がおかしくないか聞いたら、「カクカク鳴る。」と言う。これもやはりと思いながら、脚の左右差を治療した。腰痛は簡単に収まったが、こういう場合、マウスピースをして首のゆがみには少し治癒まで時間がかかる。筋肉だけ強すぎるのも困ったものである。筋肉さえここまで強くなかったらこういうことは起こらなかった。