未来医療
現代社会、ネットの発達と共に医療も変化しつつある。
当院で一番感じるのはLINE@を入れてから、患者さんの小さな変化を送ってもらうようにしてから、病状が手に取るようにわかる。
今まで減量の方なら、1-2週間に1度何を食べたかの写真を見て良いとか悪いとか言っていたが、LINE@だと食べる瞬間に情報が来る。
鬱病の方なら薬を飲んだ後すぐ何を感じたかが来る。
胃腸炎の方なら何を食べておかしくなったかが、瞬間的にわかる。
眩暈・耳鳴りの方なら生活のどんな場面で症状が出たかがわかる。
今までメールではここまで出来なかった。
これが進むどうなるか想像してみた。
胸、腹、腕や足にセンサーのようなものを着けて、もしくは着て、常にモニターリングして情報が瞬間的にコンピュータに飛ぶ。
AIやビッグデータを駆使して今後何が起こるかを予測する。
朝起きたらLINEに「尿に少し潜血があります。昨日のお酒です。今晩は少し控えて下さい。」と入っている。
歯を磨こうとしたら、「あと2週間で口腔ケアが必要です。空いている日程で歯医者に予約をしれておきます。」
朝ご飯を食べたら、「食パン2枚は血糖値を25上げました。会社まで500歩余計に歩けば大丈夫です。」
会議をしていたら、「血圧が少し上がり気味です。あと会議が1時間ありますから、そんなに興奮しないで下さい。」
お昼ご飯を食べようとしたら、「今晩の会食を考えるとヨーグルトだけでいいと思います。いつもの店でランチを食べると、夜は胃の消化剤を飲まなくてはなりません。どうしますか?過去にも過食で契約失敗しています。」
夜の会食が始まったら、「少しお酒のペースが速いです。血管に対してダメージと血栓の可能性が35%増えました。この脈拍ですと過去の経験から成約率が一番良いです。緊張すると成約率が10%下がりますから落ちついて交渉して下さい。」
仕事が終わり、風呂に入ると、「ストレス度がいつもより15%高いですので、いつもより7分発汗して下さい。それをすれば熟睡でき、翌朝は良い目覚めです。寝る前にトイレは済ませて下さい。これをこなすと明日以降の仕事の集中力は維持できます。」
こんな時代はもうそこまで来ている。