風邪とコンタック

以前、病院勤務時代に職員始め皆でコンタックを飲み、なぜよく効くのかの話は書いた。結局、消炎剤の量が多かっただけなのだが、このコンタック、時々すぐれた効果を出す。以前、頭痛の患者さんが頭痛外来の専門的な薬よりはるかにコンタックがよく効くと言う。歯痛の場合も正露丸やコンタックはよく効き、応急的には使える。風邪の時によく医者に行って抗生剤をもらう患者がいるが、これはタイミングがある。感染で菌にやられたときは当然効くが、初期の喉の痛みや鼻水には消炎剤の方がよく効く。あとよく治療するのが、鼻水は首の後ろの「大椎 だいつい」を暖めて治療する。鼻水はかなりの灸で刺激する。風邪もどの状態化によって治療法が変わる。本来はウィルス感染なので、「安静」と「栄養」が最大の治療法なのだが、辛い症状に対して的確に使いこなせれば、軽症で済む。長年やっているとちょっとした知恵が出てくる。