スロージョギングの勧め

ジョギングをしようと決意する方は多いが、その前に1度「スロージョギング」を試してみてはいかがだろうか。

ジョギングは「キツイ」「続かない」と思っている人がほとんど。
ところが、ラク~に走れちゃうのに、血糖、血圧、尿酸値などの数値を下げ生活習慣病改善効果が絶大!しかも、脳までイキイキさせる不思議な走り方があったのです。
そのコツは「ある筋肉」を使わないこと!実は筋肉は瞬発力がある「速筋」と持久力がある「遅筋」の組み合わせでできています。
例えれば白身のヒラメと赤身のマグロです。「速筋」を使わず、持久力の「遅筋」だけで走れば、マグロが大海原で泳ぎ続けるかのように、長く走ることができるのです。遅筋だけを使う唯一のポイントは、歩くくらいのスピードでゆっくり走ること。
それが今回ご紹介する「スロージョギング」です。

平均的な40代の場合、時速4~5キロ以下で走れば遅筋だけで走れるのです。時速4キロの同じスピードで、ウォーキングとスロージョギングの消費エネルギーを比較したところ、なんとスロージョギングの方が1.6倍も多いという結果になりました。
もし、1日20分、1年間、毎日スロージョギングをした場合、消費エネルギーは脂肪5.0kg分になります。
これはウォーキングのおよそ倍。
この差が体重減につながるのです。
さらにスロージョギングを続けることで、効率よく糖や脂肪が消費され、結果的に様々な生活習慣病が改善されるのです。

スロージョギングを続けている人の中には、
「悩みがなくなった」、「怒らなくなった」、「決断力が付いた」など、
気持ちの変化を表現する人が少なくありません。
それは気分だけじゃないことがわかってきました。
アメリカの研究で、高齢者が軽いジョギングを続けることで、萎縮していた脳の一部が大きくなることがわかったのです。
大きくなったのは、判断力・決断力に関わる「前帯状皮質」とワーキングメモリ(もの忘れ)に関わる
「46野」です。日本の研究でも、ジョギングをすることで、前頭前野の活動が活発になることが明らかになっています。

【スロージョギングのポイント】
①背筋を伸ばし、アゴは上げぎみにする
②やや前傾姿勢
③足は地面を蹴らずに押すだけ。
④ニコニコ顔で、おしゃべりしながら
⑤きついと感じたら歩く
⑥1日30分(10×3回でもok!)
※膝に炎症のある方-痛みが出るようなら行わないでください。

日本スロージョギング協会
http://slowjogging.org