首とピロリ菌と大腸ポリープ

首の痛みで来た人がマウスピースとEAT(Bスポット療法)で徐々に良くなってきた。しかしマウスピース3回目の調整のあとで、今度は装着すると首に痛みが出るという。おかしいと思って話を聞いたら健康診断で胃のピロリ菌と大腸ポリープが見つかり、大腸ポリープを4つ取ったという。その後で胃のピロリ菌除菌をして、腸の調子が悪いと言う。ピロリ菌除菌は抗生剤を2剤1週間も連続投与するので、腸内細菌がやられてしまう。そんな時にマウスピースの調整をしたものだから、身体が過敏に反応したのであろう。体はどこかに炎症や痛みがあるとかなり神経を敏感にして、今まで良かった刺激でも過剰反応してしまう。大腸ポリープと除菌がなければ良かったかもしれないマウスピースが逆効果になってしまった。普通、大腸ポリープ・除菌とマウスピースとを関連づけないから、不思議でしょうがなかったと思う。首にしても胃腸にしても1人の身体の中で起こっている事件で、お互いに影響し合う。出来れば治療は1つ1つが良い。