お通じがあれば腸は大丈夫か?

ライオンタイプの常連さんが珍しく腰が辛いという。試しにハーフマラソンで身体を動かしたが、良くならないという。下半身を診ると骨格、筋肉には何の問題もない。背中を診たら、「甘い物取りすぎ」「刺激物の摂取」「座り疲れ」と書いてあった。今、どんな生活をしているのか聞いたら、「頼まれた仕事で会議ばかり、移動は車、会食も多い。」と言う。これでは身体は持たない。こういう場合は内蔵の機能低下なので、「お腹の調子は?」と聞いたら、「ちゃんと出ていますから腸は大丈夫です。少しお腹が出てきて気にはなっていますが・・・。」と言う。お腹を診ると今までにないぐらい腹圧が高い。少し押し込むとかなり痛がる。「これは腸がダメですね。」「乳酸菌を飲んでちゃんと出ていてもダメですか?」「腸の働きから考えて、腹圧が高いというのは腹筋を弱めたり、腸で作る神経伝達物質が減ったり、免疫の機能が落ちたり、足への血流が下がったり、腰に悪影響があったり、膀胱を圧迫したり、坐骨神経痛の引き金になったします。これだけ圧が高いと我々は『does not work』と言って、腸が機能していません。少し断食か減食をして下さい。この硬さから診て半年は経っています。元に戻すのに1ヶ月はかかります。正月も断食をして下さい。」と言ったら、「あ、この生活を始めて6ヶ月経ちます。ピッタリ一致します。」「まさに重役病ですね。他の社長も体調管理は気をつけています。宴会を減らすとか、飛行機では食べないとか、ゴルフ・スキー・マラソンで汗をかくとか色々とやっています。今回のようにこれだけお腹が硬いのは初めてですから、ちゃんとやれば必ず治りますから大丈夫です。」この重役病、悩んでいる方は多い。