骨折後、頑張って鍛えたらぎっくり腰
常連さんが久しぶりに酷いぎっくり腰をやった。話を聞いたら、2-3ヶ月の間に2回も左足の指を折ったという。普通は左足に負担をかけず右足荷重になるので右足の問題を解決すると、ぎっくり腰は良くなるのだが、今回は折った方の左足の筋肉痛が酷い。何をやったの聞いたら、「骨折のあと自分の左足を見たら痩せていた。これはいけないと思い、どんどん歩行などやった。休むことなく頑張った。」と言う。これは逆効果である。左足の炎症が治まっていない段階での負担は身体を痛めるだけである。特にふくらはぎが酷く、少し触っただけでも飛び上がる。患者さんの鍛えなくてはという気持ちは分かるが、炎症が鎮まるまで待った方が良かった。なかなかこういう風に元気な方は少ないが、やはりリハビリにしても、治療にしてもルールはある。根性だけでは良くならない。専門家に指導を受けて戴きたい。