悩み方にもコツがある-1

仕事が忙しい常連さんが、中々精神的にも安定しない。話を聞いていると悩むのはわかるのだが、悩み方がちょっと違うと思ってしまう。こんな例え話をした。「例えば指を怪我して動かなくなってしまった患者がいたとする。治るレベルなら治療をすればいいが、治らない方もいる。今現在治る治療法がこの世にないのなら、悩んでも意味がない。そこでどうしても治したいと悩むより、『この指は動かないが手を使うときに不自由のないようにして欲しい。そのために何をしたら良いか教えてくれ。』と言われればいくらでも解決法はある。だから悩むポイントというか、悩み方は大事です。一番ダメなのが、過去だけを基準して将来を判断するやり方。『今までこうだったから、将来もこうなるに違いない。』これはダメ。夢を描けない。過ぎたことなどどうやっても何ともならない。だから将来こうなったらいいなぁと思えばそれでいい。」こんな話をしたら、「そうですね。」と言っていた。