先生の健康法は何ですか?
仕事柄、患者さんに身体に関して色々と言っていると、「先生の健康法は何ですか?」と聞かれる。
健康オタクの患者さんからすれば、その程度しかやっていないのですか、と言われるだろうし、身体のことを何も考えていない方から見ると、そんなにもやっているですかと言われるかもしれない。
日常生活事にまとめてみたい。
目が覚めたら考えていることはいかにお腹をスッキリさせるかだけである。習慣でエメラルドコーヒーを一缶飲んでいる。学生時代から朝食を食べる習慣はない。朝は排泄の時間と思っている。
歯磨きはニームというインドの抗菌作用のある物を使っている。これは咳が止まらない患者さんに効果があったことから長年使っている。
次に朝風呂。下半身を温め、おでこから軽く発汗するまで入っている。夏で7-8分、冬で15-20分程度で汗がにじむ。身体と髪はいつも牛乳石鹸だけで軽く洗っている。スポンジやあかすりは使わない。手で軽く石鹸を少量つけるだけである。以前五木寛之先生が、「アジアなどを回ると禿が殆どいない。日本人は地肌を洗いすぎで禿げている。」と書かれたことがあり、実践しているうちに頭皮はお湯で洗い流すだけで汚れが取れることがわかった。頭皮を洗うのではなく、髪を少し流す程度である。
仕事柄、スポーツで体を壊した方ばかり診ているので、運動をしようという気は起こらないが、風呂から出るときに十秒だけ筋トレをしている。これは多くの患者さんを診てきて、特に男性は太腿の筋力が落ちると色々と問題が起こることがわかっているので、身体を拭きながらお腹と太腿に力を入れている。
仕事は慣れているので、端から見ると体力仕事と思われているだろうが実際は違う。体重移動だけなので、3人治療しても10人治療しても変わらない。逆に体調がすぐれないときに、仕事をし出すと体調が良くなる。血行不良が改善したのだと思う。
仕事中は患者さんの気がつかないところの話をしたり、身体に興味を持ってもらうための話を良くしている。長年やっているので、難しい方でも治療法で悩むことはもうない。治療家の悩みは、何をやったらいいか分からないときが一番辛い。当院の患者さんなら知っているだろうが、殆ど笑ってばかりいる。
昼はそば程度。食べたら出すことしか考えていない。どっちが大事と言われれば出す方である。
お腹の調子が体調を決めていることは間違いない。
仕事中でも排便要求は必ず満たすようにしている。
仕事中よくしゃべるので、水はかかせない。飲んでいると風邪予防にもなる。
夜まで仕事をして終われば、食事の前になぜかピーナッツを食べる。そして晩酌のハイボールは命である。本当はビールを飲みたいが、毎日飲んでいると医者からコレステロールが高いとか色々言われるので、休みの日だけにしている。ワインも美味しく頂きたいが、なぜか最近喉が渇くので、少し控えている。お酒の種類と量によって明確に体調が変わるので調整はしている。
夜は基本的に白米は食べない。魚や豆腐、野菜程度である。食卓に醤油はない。唐辛子も使わない。休みの日に出かけて寿司や焼肉は食べる。コンビニのおにぎりは月に1度程度、マックは年に1回程度である。おそらくこの食生活を見てうちの患者さんなら、「先生、もう少しいい物を食べでも・・・。」と言われるのではないかと思っている。時々夜中に甘い物が欲しくなる。アイスやチョコは食べている。
食事が終わればデンタルフロスと歯間ブラシでゴシゴシやっている。
認知症予防に口腔ケアが大事と教えていただいて、今まで3ヶ月に1度の口腔ケアを月に1度にしている。大分常連になったので世話になっている歯科衛生士から、「磨き方がへたです。まだできていませんね。頑張りましょう。」と毎回言われている。
その後はビデオを観ている。最近は健康番組が多いので必ず見て、翌日何を聞かれてもいいように準備をしている。
ビデオを見終われば、 LINE のやり取りが溜まっているので処理している。最近はほんのちょっとの患者さんの身体の変化を入れて頂いているので返事を書いている。減量をやっている方達は口に入れている物をすべて送ってもらっている。毎回返事は出来ないが目は通している。
それから勉強資料、学会の準備、本などに目を通している。その頃には眠くなるので、マウスピースと口テープ(優肌絆)をして寝る。寝る前には百草丸(胃薬)を錠数も数えず、適当に飲んでいる。これは仕事柄、人が体調を崩すのは胃からとわかっているので予防している。枕元に水(いつもクリスタルガイザー)を置き、時々は飲んでいる。
現在医者からもらっている飲み薬は何もない。
少し家族遺伝的に(父が糖尿病、母が高脂血症)ひっかかるが、飲まなくてはいけない必要性は感じていない。
これを読んでこんなにやっているのですかと言われるか、この程度で良いのですかと言われるか、皆様の反応を楽しみにしている。