LINE健康法
最近はLINEを使って数十名の患者さんとよくやり取りをしている。
腰痛の方、鬱病の方、喘息の方、減量の方、免疫不全やがんの方と病気は様々である。
送られてくる内容は食事の内容や今の体調、医者に行って言われた事や、身内の相談、突然の痛みや眠れないなど多岐に渡る。
その都度、必要に応じて返信はしているが、よく感じるのは当たり前が当たり前でないということである。
朝普通に目が覚めて、布団から起きれて、ご飯が食べられ、仕事に行けてご飯が美味しいというのは奇跡に近いと感じてしまう。
そして人の生活は何とも癖のもので、習慣にしているものの中に問題がある。
高い金額で買った電気治療器で体調を壊したり、食欲が出るものを食べて痩せないと言ったり、薬をキャンセルするものを飲んで薬が効かないと言ったり、健康食品が効かないといって量を増やし下痢したり、トイレを我慢して慢性腰痛になったり、外食ばかりで内蔵に負担をかけたり、問題点を書き出せばきりがない。
知らなかったとはいえ、毎回これでは治らないわけだと思ってしまう。
こういうこともLINEのおかげでわかってきた。
そしてもう一つある事に気がついた。
それは要らぬ不安を抱かなくて済むということである。
例えば坐骨神経痛の治療をしたあと、よく反対側に痛みが出る。
我々からするとそれはすぐに治まり普通のことなのだが、患者さんにしてみると、「何故痛くない側が痛む?」と悩みを抱えてしまう。
LINEをやっていなければ、次回の治療までその問題を抱えることになる。
しかし痛みが反対側に出た段階で一言言って貰えれば、「それはよくあります。問題ありません。」で終わってしまう。
先日もお母さんが胸を痛がっていると娘からLINEが入り、「では心電図の他に胃も調べてもらって下さい。」と伝えた。
「え、胃ですか?」「はい、胃と心臓の症状は同じです。心臓が引っかからなければ胃です。それも大丈夫なら肋間神経痛です。」とこれで終わり。
普通なら循環器に行って異常がなく、その後も胸の痛みが続いた段階で相談があるだろうが、始めから答えを渡している。
このLINEを送ったあと、娘がお母さんに伝えたらしく、「母が最近少し食べすぎてお腹が辛かったそうです。」と返事が返ってきた。
こちらが何度か身体を拝見した方なら色々と伝えられる部分はあるので、是非当院のLINE@をご活用頂きたい。