捻挫と胃炎
今日来た方は右足首の捻挫が長引いているという。身体を診たら、右の太腿は(大腿四頭筋)数ヶ月の硬さで、これでは腰までおかしくなってしまうと言ったら、「ここのところ腰の調子が悪い。」という。捻挫でさぞかし反対の脚は頑張ったのだろうと思って左脚を診たら、典型的なスタマックライン。胃炎である。話を聞いたら、胃も気になっていたという。背中を診たら、胆嚢の反応が強い。これは刺激物の摂取(油か辛いもの)であり、話を聞いたら、「最近買った青唐辛子がやけに辛い。」という。この方の問題は刺激物の摂取による胃炎で、捻挫を治りにくくしていたのである。ここまでくると1度胃は調べた方がいい。ちょっと治りにくい捻挫がもとで、胃炎から食生活まで問題が浮き彫りになった例である。