テレワークで気がついてしまった事

新型コロナウィルスの影響で会社に出勤せず、自宅でテレワークをしている方は多い。
我々もすべての学会が中止で、オンラインでの開催になってしまった。
最近では週に多い時は4回もzoomで学会やセミナーをやっている。
会場に行かなくてもいいし、会費は安いし、終わってすぐに寝られるし、ズボンはパジャマでもばれない。
数をこなしていく毎にその便利さを覚えてしまい、もう戻れないという先生もいるほどである。
学会は「勉強」と「懇親会」で成り立っている。
その「勉強」はオンラインで全く問題が起こらない。
「懇親会」だけ別枠でやろうかという話も出ている。
私も何度か発表したが、会場に小さいパソコンを持ち込むのではなく、自宅で普段使いしているものがそのまま使えるし、何か聞かれても書籍や材料、資料などはすぐに出せる。
会場での発表となると、「あれを持ってくれば良かった。」となるが、オンラインではそれがない。
さすがに発表の時はまずいが、夜のセミナーで聞いているだけなら少々お酒も飲める。
結局、通信技術のおかげで人が密に接しなくても出来ることがわかってしまった。
この変化は大きい。
大きな会社で事務所がいらなくなったり、イベント会場を使わなくなったり、医療もオンライン診察が導入され始めている。
新型コロナウィルスは人の距離を変え、今まで我々が気がつかなかった事を教えてくれた。
どう見てもあと1年ぐらいはこの生活は続くだろうから、テレワークやオンライン、使えるものはすべて使い、新しい生活パターンとその環境での特性を活かし順応し、その中で生活を楽しむ方法を模索したいと思っている。