理想の隠居生活

久しぶりに来た社長と老後の隠居生活について話しが出た。「やはり老後は余りお金のかからないタイやベトナムなどどうですか?」「時々、旅行でいくにはご飯も美味しいが、毎日あれだと日本人はダメかもしれない。やはり日本がいい。最近は湘南とか家が売れているらしい。」「そうですか。僕には少し夢があって、老後隠居生活を描いています。」「え、どんなの?」「まずは少し高台の海辺に暮らす。津波が来ても大丈夫な高さの所。朝起きて小さいバイクで海辺の漁港に行く。仲良くなった漁師さんに『どこか痛いところない?』と聞く。だれか何か言うだろうから、鍼を2-3本打って魚を2匹(家内の分と)貰う。そのまま家に帰り、隣で野菜を作っているおばあちゃんと話をして、『また膝にお灸をしましょうか?』と聞く。お灸をして、トマトとキュウリを貰う。その後反対側で米を作っているおじいちゃんのところへ行き、『腰は大丈夫?』と聞き、少し揉んで米を2合貰う。夕方になって同じ事を繰り返す。山に行けば湧き水、自宅は都市ガスとプロパンが両方使えて、屋根には太陽光発電。どんな災害にも対応可能。こんな事を考えています。」と言ったら、社長が笑いながら、「君はそれが出来るからいいね。」と言っていた。