食べすぎると古傷がうずく話

日舞をやっていた常連さんが食べすぎて右鼠径が痛いという。仕事が一段落して気が緩み食べすぎたそうだが、その影響が持病の坐骨神経痛まで悪化させていた。すぐに食べすぎに効く漢方薬の話をして様子を見たが、今度は使ってもいない右鼠径が痛いという。日舞の場合は殆どの方が右鼠径の痛みを訴えてくる。身体を捻ったりする動作で酷使するのであろう。今回は全く使ってもいないのに理由がわからないといっていたが、食べ過ぎで胃炎を起こせば当然、神経は興奮する。そのままおとなしく身体に優しい生活をして頂ければ良かったのだが、そのあとストレスまみれになってしまうと、神経の興奮が冷めず、昔の古傷の痛みを出す。身体の本音は、「少し食べすぎて坐骨神経痛の痛みを出してわかって貰おうと思ったが、良くなる雰囲気がない。こうなったら過去の痛みを出して本格的に本人の行動を制限しよう。これを出せばすこしは思うところもあるだろう。どうだ、まいったか。」といったところであろう。その部分がわかれば治療は簡単である。ストレス性胃炎対策で右鼠径の痛みは消えるはずである。以前から古傷のことは何度か書いたが、これは一生消えない。身体に古傷を突かれないように生活することがポイントである。