毎回検査でひっかかるから悲しい・・・

常連さんが、「何か検査をすると毎回ひっかかる。悲しくて・・・。」と言う。我々から見ると、「検査で引っかかれば大体治療のやりようがある。その治療が合っていれば改善するし、検査などで指標があるのは有り難い。検査で引っかからないと何をやっていいのかわからないのは大変。病名も同じ。患者さんは病名がつかないと不安になる。『病名もつかないの?』と言うが、しかし病名がついても治せないもはあるし、病名がつかなくても治せるものもある。もちろん検査で引っかからず、病気がないのが一番いいが、検査で引っかかっても良くなれば何の問題もない。1番問題なのは例え病名がついても治療法がないことである。がんの末期などはそうである。あと100年もすれば飛躍的に医学が進み現代医学で治せないものが治せるようになるだろうが、一番大事なことは治療法があるかないかである。」と話したら、「なるほど、そういうものですね。」と言っていた。