結婚相手の決め方

この仕事を長くやっていると、結婚のご縁に関わることも出てくる。嫁を紹介したり、婿を紹介したり・・・。昔なら世話焼きおばさんが、自転車で各家庭を回り、「おたくの次女、28才?お姉ちゃんは出戻ったけどね・・・。」などと言いながら、何時も脇に抱えているアルバム5冊ぐらいを拡げて、「好きな人を選びなさい。」と言い、どれか選ぶと、「その人よりこっち。見た目は悪いけどお金はある。」とか、「私はこっちがいいと思う。太っているけど浮気しない。」などと言いくるめてくっつけてしまう。実際に結婚となれば世話焼きおばさんは主賓席である。子供が出来れば、「一緒にお宮参りについてきて欲しい。」と言われ、運動会などでは「おばさんのおかげでこの子が元気に育った。」といい思いを沢山した。しかし最近は3組に1組は分かれてしまう。離婚の相談で「おばさんからのご縁で・・・。」となればいくら世話焼きおばさんでも嫌になってしまう。そんな訳で世話焼きおばさんがいなくなってしまった。昔なら箱入り娘で人から話がいくらでも来たのに今は全くない。少し親も探さないといけない。だから今、未婚の子は殆どがおとなしい子である。昔ならすぐに売れちゃった子ばかりである。積極的に男をゲットしにいく子でないと、結婚できないのではないかと思ってしまう。そんな中、「婚活」と言って騒がれているが、やはり価値観の違いがあるようでは生活はできない。仕事柄色々な夫婦を見ていて思うのは、「少しおとなしいぐらいのご主人がいい」と以前に書いた。恋愛中は物足りないかもしれないが、結婚生活では女性が主導権を取った方が楽である。人生を決めてしまう結婚相手だが、では何処を見ればいいのだろうか?それは「小さな事でも言ったことをちゃんとやる人」だと思う。「今日仕事が終わったらコーラを飲もう。」と言って本当に買うかどうか。「今週末は○○へ行くぞ。」と言って本当に行くかどうか。「今度△△を買ってくるよ。」と言って、本当に買ってくるかどうか。些細なことだがとても大事で、一事が万事である。女性は相手の言葉をよく聞いて、これがちゃんと出来る相手かどうかを見極めればいい。コツがあるとすればそんなところではないだろうか。