年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【40代】
【40代】昔と違うのは少しだけ-少し状況が変わってきた
40代の方の特徴は「若い頃とは違うけど大きな違いではない。」と思っていることです。症状は確かにあるけどそんなに悪いわけがないと思っています。時々お腹が重いとか、腰も以前みたいにすぐ治らないとか、白髪が増えたり、ほんの少しだけ記憶が悪くなったり、思い出せなくなったり、皮膚にしみが出たり、顔のしわが気になったり、老眼が必要になってきたり、階段の上り下りで以前みたいに連続で駆け上がれなくなったり、20・30代の人と一緒に行動するとちょっとだけ体力やパワーのなさを感じたり、本を読むとすぐに眠くなったり、書類を以前のようにこなせなくなったり、今までは感じたことのないシビレを感じたり、風呂上がりに自分の体を見たら体型の変化に愕然としたり、残りの寿命を数えたり、友人が突然亡くなったりちょっとだけ人生を考えます。今はいいですがやがて50代になったとき、一つの症状と闘います。今はその準備期間です。心の体の準備をして50代を迎えます。
40代は人間ドックは毎年必要です。コレステロールや中性脂肪が高いとか、血糖値のことも言われるケースがありますので、基本的な血液検査は必要です。年をとって問題になってくるのは基本的に「がん」と「血管」の問題ですから、がんは「腫瘍マーカー」を調べ、血管は「血圧とコレステロール・中性脂肪」を調べます。最近は肺炎クラミジアが動脈硬化の原因と言われていますのでそちらの検査も大切です。次に問題なのが「基礎体力」です。ある程度の低下はしかたないですが、ご自分の体型の変化を悲しく思うことも多いと思います。特に下半身・お腹が出てきて足が細くなる。車ばかりの生活であとはイスの座っているだけ。日曜日もごろり。日に10000歩歩けとは言いませんが、6000歩ぐらいは欲しいもの。ちなみに女性は家事で最低3000歩歩くそうです。体型の変化は当然食事が大きく影響します。昔みたいに腹一杯食べないと気が済まないという考え方は30代で終わりにした方がいいのではないでしょうか。焼き肉とビールで乾杯はほどほどに。体型の変化で出てくるのが坐骨神経痛です。学生時代から暴飲暴食で体に自信のある方で40代後半に坐骨神経痛を患う方はとても多いです。お腹と脚の変化が影響しています。時々出てくるのがこの「記憶力・想起力低下」です。忘れっぽいだけでなく、ものが出てこない。「えーっと・・・。あれあれ・・・。ほら・・・。わかるだろう。」もう40代から出てくる言葉です。脳は訓練以外に鍛える方法がありませんので、意識して訓練。しかし頭に重金属の沈着などがあればそちらの治療を優先させなければなりません。この頃には自分で自分の体をcheck出来るようになることが望ましいです。「早起きしたら腰が楽だった。」「便秘はこうやれば悪くならない。」自分が医者になって下さい。
【40代check項目】
1.人間ドックは毎年、腫瘍マーカー等
2.基礎体力、筋力検討
3.食事の見直し
4.坐骨神経痛予防のためのお腹と脚のcheck
5.記憶・想起力の訓練
6.長引く症状の追跡
7.自分なりの健康法開発