年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【50代】

【50代】明らかにおかしいけど-心と体の分離
50代の方の特徴は「明らかに何処かおかしい。」と感じていることです。ある意味、病院や人間ドックで何かひっかかれば手の打ちようもあるのですが、女性の更年期の問題にしても(最近は男性の更年期も深刻な問題ですが・・・)ホルモン注射をするほどではないし、体力は若い方と飲んでもこっちの方が遅くまでカラオケでガンガン歌えるし、多少睡眠が短くても何とかなっているし、でも何か分からないけど少し変・・・。お腹の症状でも血圧の症状でも薬がないと不安だし、本当に年取ったなぁと感じることがあるとか・・・etc。この50代を乗り切ればバラ色の60代が来るというのに、結構ここまでいい人生やってこれたじゃんと思っているけれど、時々不安になる、体の症状が抜けない。「本当に大丈夫なのかなぁ?」医者は「心配ないです。ひどくなればいらっしゃい。」と言うけれど、もう少しこの症状何とかならないかなぁ。雑誌で自分の症状に似たものがあると、読みふけってしまう。結構深刻なんだなぁと感じることがある。
50代も人間ドックは毎年必要です。男性は前立腺肥大症のcheckは必ずしてください。女性は子宮・卵巣・乳がん検査は必須です。ある程度、人間ドックを40代でやっている方は、何処を重点的に見ればいいかわかっていますので、自己コントロールがしやすいんです。昔よりは心も落ち着き、あまりあわてなくなってきていますので、馬鹿な行動は滅多にしません。多少のお腹の出っ張りは、しかたないと思っていますので、「医者に怒られない程度においしい物やお酒も楽しもう。」といった感覚があり、何となく行動にブレーキがかかり気味です。
昔を振り返ることが多くなり、自分のことよりも家族や孫の事に気がいき、仕事も以前ほど集中しなくてもこなせるし、何となく自分の人生を考えるようになってきます。時々「あと何年?」なんて口走ることも増えてきて、日常の些細なことに喜びを見つけたり、人の心がしみたり、自分でも「年を取ったなぁ。」と感じることがあります。たまには「このまま死んでもいいやぁ。」と思うこともあり、以前ほど人から色々なことを言われても、無反応な時と逆にしみる時が交互に来ます。「ここまでやってこれたんだから、もう十分。だけどもうちょっと・・・、もう一華、咲かそう。」なんて思ってもいます。何不自由なく、幸せに暮らしているのに、半分、心と魂が抜けたような状態も味わいます。この状態を卒業すると花の60代にはいるのですが、もう少し時間がかかりそうな年代です。自殺者が多い年代でもあり、満たされているようでも不安な年代です。心と体が分離しているようです。

【50代check項目】
1.人間ドックは毎年
2.がん対策
3.血管・血圧対策
4.基礎体力・食事の管理
5.長引く症状の追跡
6.記憶・想起力の訓練
7.自分なりの健康法修得