五十肩と腕の使い過ぎ
常連さんが左五十肩をやって、最近は右肩の調子も悪いという。右腕を診たら、かなり硬く、右腕を使いすぎたのだとすぐにわかった。「肩の調子が悪い時は同じ側の腕は使ってはだめです。思っている以上に腕の器がないものです。例えば右肩が正常で器を10とします。肩の痛みを感じるだけで5-6程度になってしまいます。本人は肩と腕の関係を理解していないので、7程度使えば完全に使いすぎです。困った事に腕は自覚症状が出ないので、疲れがそのまま残り、肩にまで悪影響があります。そして身体の中に痛みがあると他の場所の器も小さくなります。神経が興奮している状態ですので、少し体は警戒態勢を取ります。例えば腰。少し脚に負担を書けただけで簡単に腰痛が起こってしまいます。本人は何も無理をしていないと言いますが、腕の使い過ぎで肩の痛みが悪化、神経の興奮で腰の辛さが取れないとなります。これはとても良く起こります。こんな事が身体では起こっているのです。だから肩の調子の悪いときは腕を使ってはだめです。」と説明したら、「あ、そうなんですか。知らなかった。」と感想を言っていた。