システムエンジニアについて
思い起こすと今まで6人ほどシステムエンジニアの方を転職させた。酷い方は銀行のシステムで携帯電話を2つ持たされ、風呂もトイレでも身体から離すなと言う。夜中の2時頃に電話が鳴り、「システムが動かない。8時半までには完璧に治して欲しい。」と言われ、すぐ現場に着くとあとからシステムの事を知らない部長が、「○○君、何がなんでも治せ。」と言われ、またプレッシャーをかけられるという。内心、「部長はシステムの事知らないくせに・・・。」と思ってしまうと言う。こんな生活を2年もやれば身体を壊す。今まで見た数人も殆ど同じで、「身体がこのままでは絶対持たない。」と言うと、「何となく感じていましたが、やはりそうですか?」「絶対無理。転職しなさい。」と伝える。転職先は殆どアナログで、「大工」「飲食」「介護」「事務」などである。幸い全員が転職後来ないので何とかなっているのではないかと思っている。患者のカルテを見て、「システムエンジニア」と書いてあると思わずこの事をしゃべってしまう。今日来た方もシステムエンジニアだが、もう管理しているだけなので大丈夫だという。システムエンジニアの方のおかげで便利を享受しているのだが、その反面現場の方の苦労は絶えないと何時も感じている。