肩関節を痛めた後のリハビリ注意事項
仕事柄、交通事故などで肩関節を痛めて通っている方は多い。肩の場合は少し注意することがある。それは三角筋と言って肩を覆っている筋肉の低下を診なければいけないことである。脳梗塞の片麻痺でも起こるが、肩を安静にしている間に三角筋が衰えてしまって、腕を支えられなくなることである。腕も5kgぐらいの重さがあり、三角筋が働いてくれるからぶら下げられるのだが、痛めてしまうと肩関節にまで悪い影響が起こる。リハビリに慣れていない先生だと肩を一生懸命ほぐすが、我々から診ると筋力がないのだから何かで補強しなくてはならないと思ってしまう。三角巾やキネシオテーピング、座っている時は必ず手をテーブルの上に置くなどして、三角筋に負担をかけ続けない工夫が必要である。時間が経ち、三角筋のトレーニングをして筋肉が硬くなればそこからほぐす必要がある。正しく診て、その時に必要なことをやらなければならない。