ぎっくり腰を最短で治す方法

今日久しぶりに来た常連さんは、毎年恒例のぎっくり腰をやってしまったという。いつもと同じ治療をしようと思ったら、痛みの場所が違う。腸が動かないことが原因の腰痛である。今までは重い物を持ったり、立ちっぱなしでぎっくり腰になったが今回は違う。急いでお腹の治療に切り替えたが時間がない。このままだと痛みが取れないので、「あとでもう1回来て下さい。」と伝え、同じ日に2回治療をすることにした。今までも酷い方の場合、日に2-3回治療をするケースはあったが、いずれも成績はいい。2回目の治療の前に、「今までぎっくり腰は腰の炎症だから風呂は禁止していたが、色々と調べてみると風呂の後は腰が楽になる報告が多いので、どちらが正しいのか調べるために、自分が腰を痛めたときに実験をしてみた。やってみてビックリ、かなり痛みが取れる。それ以来パンフレットやホームページを全て風呂に入りなさいと書き換えた。だからあなたも必ず風呂で発汗してから2回目の治療を受けて戴きたい。」と説明し、数時間後の2回目の治療の時には、腸が原因の悪影響はかなり減っていた。では何故風呂がいいのか考えてみた。おそらく、「腸が色々な原因で動かなくなり、足の血行不良で坐骨神経痛みたいな症状が出たり、また足が硬くなることにより腰に負担がかかる。風呂で発汗することにより、腰の炎症より身体にプラスの効果の方が大きいのではないか?」と考えている。今回どうしてこういう状況になったのか聞いたら、新型コロナウィルスの影響でデスクワークになり、今までみたいに動き回ることがなくなったという。2回目の治療になると1回目の時にできなかった部分を治療すれば良いので、治療は比較的楽である。今まで日に3回やった方もいたが、ほぼその日のうちに痛みはとれた。これからの季節、「ぎっくり腰の最短治療は日に2回の治療」を覚えておいて欲しい。
それと同様に大切なことをまとめたい。
1.食べすぎない
2.坐薬を使う(朝が痛む)
3.さらしで巻く
4.
うろうろする(座りっぱなしだと立てなくなってしまう)
5.翌朝は痛いものである