暖かいブーツと鼠径の痛み
常連さんが珍しく右の鼠径がかなり痛むという。いつもは左の鼠径を治療していたのに、何があったのか聞いたら、「少し高いヒールは1日しか履いていないし、思い当たる節がない。」と言う。太腿を治療したら、筋肉の硬さが2週間程経っている感じがしたので、「1日だけ負担をかけたのではなく、2週間普段と違うことをやったでしょう?」と聞いたら、「あ、少しブーツが重いと感じた。最近寒かったので一番暖かいブーツを履いていた。2週間そればかりだった。今までは冬に1-2回しか履かなかったがこんなに連日履いたのは初めて。そう言えば履きながら右の鼠径が辛かった。原因はそれですね。」と自分で気がついた。確かに去年から寒い日が続いた。今までと違う状況で体を壊している方は、結構いるのではないだろうか?この靴の重さについてだが、ちょっとした体験がある。数年前の夏に極端に軽いサンダルを買った。あまりに軽いのでいつもと違う感じで、歩く時に違和感を感じた。使っていない筋肉をどうも使っているようだ。おそらく身体は、「靴の重さはここからここまで」と言う許容範囲があるのだと思う。重くても軽くても、身体は少し文句を言う。重いのはダメだが、軽ければいいと言うことでもない。