健康のために1万歩と腹筋で坐骨神経痛
常連さんのお母さんが、右のお尻が痛いと言う。調べてみると坐骨神経痛を起こしている。何をやったのか聞いたら、「健康のために毎日1万歩歩いて、雨の日は階段を上り下りしている。最近は腹筋の指導も受けている。」と言う。太腿を調べると、かなり真面目に階段の上り下りをしたことが分かる。脛は硬さから逆算して、3ヶ月以上真面目に休まず歩いたことが分かる。腹筋も始めてから2-3週間で痛くなったという。「この脚の硬さから推測して、1万歩に届かない時は残りの歩数を階段で真面目に気合いを入れて登ったでしょう。それも休まず、正月も休まなかったのではないかと思います。股関節まで硬いので、『ここで止めては元の木阿弥』とか思いながらやったのでしょう。そして腹筋をやればもっと健康になると信じていたでしょう。常に気合いが勝っていたでしょう。身体はいやいやだったと思います。」と言ったら、「その通りです。」と言う。
こういう場合の解決法だが、
1.歩行は1日おきか3日に2日程度とする。
2.階段を使うと別の筋肉を痛めるから、かなり減らす。
3.何が何でも1万歩を満たそうとしない。四捨五入で1万歩程度の考え方が良い。
4.腹筋のトレーニングは中止。
これを実行して頂ければ気分的にも楽に健康になれる。